介護の仕事が大変と言われる理由はいくつかあります。1つ目は、給料が低いという点です。介護業界で働く介護士の給料は、その労働量の割に低く設定されていることが多く、そのことが介護は大変というイメージに繋がってしまっている傾向があります。給料を上げたい場合は、資格のない介護士として働くのではなく、国家資格を取得した後に介護福祉士として働いたほうが良いでしょう。
2つ目は、業務が忙しいという点です。現在、介護職の需要はとても高まっているため、多くの施設で人手不足の状況が続いています。需要があるにも関わらず人材が不足しているということは、1人あたりの仕事量が増加するということです。本来であれば2人でやることも1人でやらなければならなくなってしまうため、忙しくなってしまい、大変と感じる人が多いのです。
3つ目は、人間関係の構築が大変という点。職場の人間関係や要介護者との関係づくりがうまくいかないと、大変と感じてしまう人は多いでしょう。施設によってはどうしても閉鎖的な空気になりやすいので、そうした空気感に息苦しさを感じてしまう人も多いようです。また、要介護者の大半は高齢者なので、年齢が若い介護士などはどのように対応したら良いのか分からず、上手くコミュニケーションが取れないと悩んでしまう人もたくさんいます。
このように介護の仕事が大変と言われる理由はたくさんあります。しかし、どの理由であっても状況を打破することは不可能ではないので、大変だからといって良くない仕事と思い込むことはやめましょう。